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最終報告の案内
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●報告内容

課題a〜cの実施結果をまとめて,各自がひとつの完結した報告書を作る.
また,動作確認ができるように,プログラムや実行結果等の成果物をまとめた
アーカイブファイルを作る.

これらを提出して,データ構造・アルゴリズムの基礎や言語処理系の作成技術が,
実験を通して身に付いたことをアピールする.

●提出方法

*期限
        第7回実験の翌日 21:00

*媒体
        次のファイル二つを Moodle で提出
        ・報告書の PDF ファイル proglang-report.pdf (30ページ以内)
        ・プログラム等の成果物の tgz ファイル proglang.tgz

●評価項目

*報告の構成 
        全体の流れの把握しやすさ
        文章の読みやすさ
        構成上の工夫(章立て,段落,図表や頁の番号と参照,参考文献)
        報告書の体裁(校正,文字の大きさ,どの環境でも読めるフォント)

*プログラム 
        プログラム各部分の説明
        分かりにくい部分への注釈や解説
        変更部分や工夫した部分の説明
        プログラムの読みやすさ

*実験結果 
        課題a〜cで実施したことの説明
        実行結果と何を確認しているかの説明
        実験から,わかったこと,学んだこと
        工夫した点や注目すべき点の解説

*考察 
        課題a〜cに取り組みながら考えたことの説明
        課題に関連して独自に考えた結果
        データ構造・アルゴリズムの基礎を理解できていることのアピール
        言語処理系の作成技術が身に付いたことのアピール
        
*動作試験 
        各基本課題で実装すべき言語処理系の機能の実現
        適切な誤り処理の実現
        発展課題の言語拡張 (加点評価)
        応用課題のSS言語プログラム (加点評価)

●報告書についての補足

*作成例
        LaTeX による報告書

*ひな型
        表紙の定義 (LaTeX ひな型と併用する)
        この実験用 LaTeX ひな型

報告の構成は,Web ページ上の課題の構成通りでなくてもよく,
実施した課題について報告できればよい.また,プログラム・実験結果・考察
についても,具体的に何を記載すべきかは,課題や評価項目を参考に,
「よい報告とは何か」を考えて各自が判断すること.

プログラムや結果の羅列は避け,自分の言葉で説明を加える.
第三者が読むことを想定し,分かりやすい説明を心がけること.

内容の特に優れた報告は,各項目について5点を限度に加点される.
プログラムや実行結果が報告書内に示されていない場合は,該当部分が0点となる.
期限に遅れた報告や,他人のプログラムや考察に酷似した報告は,大幅に減点される.

●アーカイブについての補足

アーカイブファイルについては,~/proglang/ で make all を実行すると
実行ファイル (a1, a2, … や ss など) をビルドして実行結果 (a1.txt など) を
ファイルに出力できるように準備する.つまり,~/proglang/ には
サブディレクトリを作らずに,Makefile やビルドや実行に必要な
*.c, *.h, *.ss 等のファイルを直接置く.

実行ファイルをビルドできない場合に動作試験が0点と扱われたり,
ディレクトリやファイルの構成が指定に沿わない場合に動作試験で減点されたり
するので注意する.

オブジェクトファイルや実行ファイルを (make clean 等で) 消去してから,
次のコマンドでアーカイブファイル proglang.tgz を作って提出すること.

        cd ~                                    # ホームディレクトリに移動
        tar zcvf proglang.tgz ./proglang        # アーカイブを作成
        tar tlvf proglang.tgz                   # 内容を確認

●推薦図書

『理科系の作文技術』,木下是雄,中央公論社, 中公新書 624, 1981.

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実験のホームページ

山田 俊行
https://www.cs.info.mie-u.ac.jp/~toshi/