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数理論理学 第8回「論理式と証明法 7」の要点
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●証明法

反証 (否定命題の証明)
        A が偽 (¬A が真) であることを示す証明法
        ・Aが真と仮定し,矛盾を導く(背理法)
        ・否定の論理法則で同値変形してから証明

基本的な反証法
        A∧Bの反証:¬Aか¬Bを示す
        A∨Bの反証:¬Aと¬Bを示す
        A⇒Bの反証:Aと¬Bを示す

全称の反証法
        ∀x P(x) が偽であることを示す証明法
        ・∃x ¬P(x) を示す
        ・P(x) が偽となる x の例 (P の反例) を見つける

存在の反証法
        ∃x P(x) が偽であることを示す証明法
        ・∀x ¬P(x) を示す
        ・∃x P(x) を仮定して矛盾を導く (背理法)

●全称と存在

全称と存在の併用
        量化子の順序により,命題の内容が異なる

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授業のホームページ

山田 俊行
https://www.cs.info.mie-u.ac.jp/~toshi/