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データ構造・アルゴリズム論 第5回「列と集合 3」の要点
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辞書
        要素の挿入と削除と所属判定ができる,データの集まり
        集合(や写像)を表せる

キー
        比較のために直接参照するデータの項目

辞書の基本操作
        生成            create()
        挿入            insert(d, a)
        削除            delete(d, a)
        所属判定        member(d, a)
        空判定          empty(d)

ハッシュ表
        格納位置を分散させて,高速に格納・検索できるようにした,データ構造
        辞書を表せる

ハッシュ関数
        要素を格納位置に対応させる関数

ハッシュ表の操作手順
        要素のハッシュ値を求めて,その位置のデータ集合に対して,
        挿入,削除,所属判定

順位付きキュー
        要素の挿入と最小要素の参照や削除ができる,データの集まり
        線形順序集合を表せる

順位付きキューの基本操作
        生成            create()
        挿入            insert(p, a)
        削除            deletemin(p)
        参照            findmin(p)
        空判定          empty(p)

列による順位付きキューの実現
        追加順:削除時に探索
        要素順:挿入時に探索

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授業のホームページ

山田 俊行
https://www.cs.info.mie-u.ac.jp/~toshi/